理事長挨拶

理事長からのごあいさつ

酒井

2018年度公益社団法人七尾青年会議所

理事長 酒井光博

はじめに

 

日本の青年会議所は1949年、戦後の荒廃冷めやらぬなか、責任感と情熱を持った青年有志が新日本の再建を目指し立ち上がり、日本の青年会議所は始まりました。この七尾、中能登の地域の青年達もJC運動の志に呼応し全国で189番目となる七尾青年会議所を設立しました。そして、明るい豊かな社会の実現に向け、自己を鍛錬しながら、まちづくり、ひとづくりを使命とし運動を展開し、現在においてもその灯は途絶える事なく燃え続け、脈々と我々に受け継がれています。古くより日本人の精神性は、農業や漁業など生活の生業のなかで育まれてきました。目まぐるしく変化する自然環境のなかで人々が暮らすためには、コニュニティーを形成し力を合わせることが必要不可欠であり、人や自然との繋がりが時間をかけ地域ごとに祭礼や芸能を文化として根付かせ、日々の営みを通して畏敬の念や感謝の気持ちを互いに共有することで生まれる「人と人との繋がり」は育まれていきました。わたしたちのまちづくりの基本がここにあると私は考えます。

 

自分自身を向上させ、人と高め合うために私は先輩諸氏からよく時間とは作るものと教えて頂きました。いま自分にある時間の中でできることをやるのではなく、「明るい豊かな社会の実現」に邁進するためには、自らが責任を持ち、自らの手で能動的に活動し時間を創ることが必要です。そこには、「自分の利益とは関係ない」「誰かが代わりにしてくれる」という人間の心の中に棲む、「依存心」や「無関心」という強敵に真っ向から立ち向かう強い精神力が必要です。その精神力こそが、強い組織を作りあげる原動力であり、今の青年に必要なのです。同世代の若者達が自分たちの暮らすまちやひとに「無関心」になればこの地域は衰退してしまいます。私自身、自らの故郷に戻ることを決めたのも「ほんとうの幸せとはカネ、モノではなく人にある」と感じたからです。損得感情だけではなく心から協力しあえる仲間と共に「人と人との繋がり」を大切に活動できることが私の生きがいであり、伝えたい事なのです。時代が変わり、地域環境が変わり、人の気持ちが変わっても、我々の成すべき事は「明るい豊かな社会の実現」この理念はいつの時代も変わること無く、先達の志は脈々と我々に受け継がれています。

 

私たちが住む地域の人口の減少を抑えることは出来ません。しかし、この地域には、この地だからある自然や歴史をいかした産業があり、教育があり、暮らしがあります。そして、その一つ一つを支えるインフラがあり、人々をつなぐ祭礼や文化があります。これらは突然できたものではなく永い時間をかけて育み想いを積み上げ、この地の先人が脈々と受け継いできたものです。衰退を傍観することなく、私たちがこの地域の明るい未来を描いていきましょう。この地域独自の魅力を最大限に活かした経済成長を促進させ、地域の活力を取り戻すことが必要であることは誰もが理解しています。地域の活力を取り戻すためには、厳しい環境をものともせず、自分たちの地域の魅力を常に発信し、共感する能動的人材を増やしていくことが必要です。JCこそがそのような人財を増やし、育成し、つながっていく組織であり、時代に求められている組織であると私は確信しております。

 

未来を創造するために私たちが取り組むべきこと

 

「人と人との繋がり」で成り立ってきた文化は、様々な娯楽や情報が簡単に手に入る時代の中、少子化や高齢化の自然減や、首都圏一極集中に代表される社会減により、地域コミュニティーの変化は益々強く感じられ、祭り文化により支えられた私たちの住む地域コミュニティも、徐々に「人と人との繋がり」が希薄になってきました。地域の「人と人との繋がり」が薄れた結果、首都圏への一極集中により地方に優秀な人財が戻らず、地方経済の衰退、生産年齢人口の減少による働き手、後継者不足が問題となっています。地域に活力を与えるために地域の実情に合わせた対策が必要です。また、我々の地域は能越道の開通によりインフラ整備が整ったにも関わらず、この問題は解決の糸口がみえません。生産年齢人口の減少による働き手不足、地方に優秀な人財が戻ってこないなどの問題を抱えております。これらの問題を解消し生産性の向上を図る必要があります。生産年齢人口の減少に歯止めをかけ、地方に優秀な人材の獲得を促進する仕組みが必要です。そこで、本年度はビックデータの活用とこれまで先達たちが積み重ねてきた経験を元に、徹底的なデータ分析を行い、いまこのまちに本当に必要なことは何なのかをのかの見極めを行います。事業の成功は断片だけの情報や思い込みでの推測だけで得ることは出来ません。今の時代だからこそ知りえなかった沢山の情報を取り入れ、計画し挑戦することで成果をあげることができます。また、「人と人との繋がり」を軸に運動することはそれ以上に価値があり、事業の成功に不可欠です。そして、その成功の実体験はメンバーの成長を促し、次の一歩へと繋がっていきます。

 

不安の中に飛び込み成長する

 

私は2017年度北陸信越地区大会『地区フォーラムIN七尾』を北陸信越地区協議会の議長という立場で関わらせいただきました。最初は面識のないメンバー同士が集まることから始まり、事業を構築していく中、互いに向き合い真剣に議論を交わすことで「人と人との繋がり」が生まれ、本気で活動や運動する仲間となりました。決して簡単ではなかったこの「地区フォ―ラムIN七尾」を通じて、仲間同士の絆の大切さを肌身で感じ、自分一人の力では成し遂げることが出来ない大きな経験をさせていただきました。 このような素晴らしい経験を経て、会員相互の絆がここまで強くなる団体は他にはありません。お互いに信頼し、認め合うからこそ生まれる責任感、やりがい、失敗しても励まし合い次の成功に向けて果敢に邁進する姿勢、一人ひとりが青年会議所の三信条である「修練・奉仕・友情」を胸に人間力を高めることが地域の発展の礎となり、互いの益となる発想を創造するのです。本年度は多くのメンバーに役職や出向の機会をつくり、未知の世界の中に飛び込み、様々な運動を通じて問題や障壁を克服するなかで「人と人との繋がり」の大切さを学び仲間との絆を深め成長する機会を提供します。また、青年会議所の運動を伝播し続けるためには会員の拡大が必要不可欠です。地域の多くの若者と多様な視点から発想や意見を交わし会うことで、地域の現状や課題を共有し次世代のまちを共に築く同志を迎え入れて参ります。多くのメンバーと共に有意義な時間を過ごし心から想える「人と人との繋がり」を大切にし、厳しい中にも成長出来る学び舎とします。

 

創立60周年に向けて

 

七尾青年会議所は、2019年に創立60周年を迎えます。私たちは「明るい豊かな社会の実現」のために全身全霊を注いだ先輩諸氏の郷土愛の溢れる思いの中、成されてきたことを改めて自覚しなければいけません。そして、この地域には様々な魅力を創り出し58年間脈々と受け継がれた先輩諸氏の運動に感謝と尊敬の念を抱かずにはいられません。そして、私たちはこれからもこの地域で輝き続ける為に、これまで先達たちが展開された運動を次世代に繋げると共に時代に合った新たなビジョンを構築してまいります。そこで本年度は10年の節目である創立60周年に向けて七尾青年会議所の歩みの原点から立ち返り、当時の先輩諸氏の想いを心に刻み、5年後、10年後のこの地域を背負う若者に何を残せるかを追求します。

 

終わりに

 

最後に、これまで先達たちが想い描いてきた運動を受け継ぎ、次の世代を生きる子供たちへ安心安全で幸せが感じられるまちを築くために、七尾青年会議所は地域の皆様と共に支え合い運動を展開して参ります。またこれから先の青年会議所の運動を邁進できることに改めて感謝の念を持ち、英知と勇気と情熱を持って運動を展開し皆が心から愛せる地域になるよう行動して参ります。

 

皆様の七尾青年会議所へのご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

事務局概要

団体名 公益社団法人七尾青年会議所
創立・承認 1960年6月25日 承認番号189
理事長 酒井光博(2018年度)
事務局 〒926-0802
石川県七尾市三島町70-1産業福祉センター4階
現役会員数 25名 (2018.1.1現在)
シニアクラブ会員数 151名 (2018.1.1現在)
定 款 公益社団法人七尾青年会議所 定款はこちら
組 織 組織図はこちら
連絡先

TEL:0767-53-2822
FAX:0767-53-2844
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